工場勤務はきつい?現役の技術職が語る実態と、長く続く人の共通点

工場勤務はきつい?現役の技術職が語る実態と、長く続く人の共通点 技術・品質

工場勤務はきつい?先に結論からお伝えします

「工場勤務はきつい」と聞いて、不安になっている方も多いと思います。

結論からいうと、きつい面はたしかにあります。ただ、そのきつさは職種と職場によって大きく変わります。

私はセラミック基板をつくる工場で、開発寄りの技術職として働いている正社員です。勤務は日勤と夜勤の交替制です。

この記事では、実際に働いて感じた「きつかったこと」と「良かったこと」を正直にお伝えします。ライン作業については、近くで見てきた範囲でのお話になります。

きつかったこと①:立ち仕事と目の疲れ、そして「呼ばれ疲れ」

きつかったこと①:立ち仕事と目の疲れ、そして「呼ばれ疲れ」

体力面でまずこたえたのは、立ち仕事です。

観察や試験は立ったまま進めることが多く、1日が終わるころには足が重くなります。

目の疲れもあります。細かいものをじっと見る作業が続くので、夕方には目の奥が重く感じることがあります。

もうひとつ、想像していなかったのが「呼ばれ疲れ」です。現場にいると、あちこちから声がかかります。そのたびに作業を止めて対応するので、体よりも先に頭が疲れてしまう日があります。

工場のきつさは、重い物を運ぶような体力面だけの話ではないと感じています。

きつかったこと②:職場の人間関係

もうひとつこたえたのが、人間関係です。

工場には、その現場を長く支えてきたベテランの方がいます。仕事を教えてもらえる心強い存在ですが、相性が合わないと少し大変です。

一度関係がこじれると、わからないことを聞きにくくなったり、陰で悪く言われたりすることがあります。同じ場所で毎日顔を合わせるので、気まずさが続きやすいのも工場ならではだと思います。

仕事そのものより、こうした気遣いに疲れる日がありました。どの職場にもある話ですが、入社前に知っておくと心の準備ができます。

入社前とのギャップ:意外とアナログ

入社前は、工場といえば自動化が進んだ最先端の場所を想像していました。

実際に働いてみると、思っていたよりアナログな面が残っています。記録や連絡に紙を使う場面がまだ多く、昭和の雰囲気を感じることもあります。

これは私の職場が少し遅れているだけかもしれません。会社によって差が大きい部分だと思います。

ただ、「工場=ハイテク」というイメージだけで入社すると、最初は戸惑うかもしれません。気になる方は、面接や工場見学のときに、記録の取り方や使っているツールを聞いてみると安心です。

良かったこと:改善の速さと新しい仕事

きつい面ばかりではありません。続けてこられた理由もあります。

ひとつは、改善のスピードが速いことです。開発寄りの仕事なので、試験で良い結果が出れば、すぐ次のやり方に活かせます。自分の考えが形になるまでが早く、手ごたえを感じやすいです。

もうひとつは、新しい仕事を任せてもらえることです。新しい設備の導入や、観察に使う機器の立ち上げなどに関わる機会があります。

単調な作業の日もありますが、毎回ちがう課題に取り組めるので飽きにくいです。ただ、これは正社員の技術職だからこそ感じられる面かもしれません。

辞めていく人、長く続く人

辞めていく人、長く続く人

これまで、辞めていく人も長く続く人も見てきました。

辞めていく人には、大きく3つのパターンがあります。

  • 仕事の悩みをひとりで抱え込んでしまう人
  • とても優秀で、より良い条件や自分の人生に合う仕事を見つけて移る人
  • 給料と仕事量が見合っていないと感じている人

辞めること自体は、悪いことではありません。前向きな理由で次に進む人も多いです。

一方で長く続いているのは、仕事はしっかりこなしつつ、ほどよく切り上げて帰る人です。自分の時間をきちんと確保している人ほど、無理なく働き続けています。

技術職の1日と、ライン作業との違い

技術職の1日と、ライン作業との違い

私の1日は、おおよそ次の流れです。

  1. 朝礼で、その日に工場でやることを確認する
  2. 自分の担当テーマの観察や試験を進める
  3. 結果をまとめる
  4. 次の試験について、まわりと相談する

日によって取り組む内容が変わるのが、技術職の特徴です。

一方、ライン作業は決まった工程をくり返し担当することが多い仕事です。近くで見ている範囲では、求められるのは正確さと集中力で、きつさの種類が技術職とは少し違います。

同じ「工場勤務」でも、職種によって1日の中身は大きく変わります。求人を見るときは、仕事内容の欄をよく確認してみてください。

まとめ:きつさは職種と職場で変わります

工場勤務には、たしかにきつい面があります。

私の場合は、立ち仕事や目の疲れ、何度も呼ばれることによる疲れ、そして人間関係の気づかいでした。

その一方で、改善がすぐ形になる手ごたえや、新しい仕事を任せてもらえる楽しさもあります。長く続けている人は、仕事と自分の時間のバランスを上手にとっています。

「工場勤務=きつい」とひとまとめにせず、どんな職種で、どんな職場なのかを見ることが大切です。この記事が、その判断の材料になればうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました